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ちょっと背伸びして、銀座。

ちょっと背伸びして、銀座。

by MayuYasunaga on 2022.5.9 Mon

宿泊も楽しみ

ここ数年、銀座が東京出張のホームと化している。銀座の7丁目・8丁目あたりのホテルをとっておけば羽田から新橋までエアポート快特ですぐ。新橋から銀座も、南側なら徒歩で簡単に移動できてなかなか便利なのだ。

ホテルはこのところもっぱら「三井ガーデンホテル」。なんたって、大浴場があるんだもん。新橋からは遠いけど、「銀座五丁目」が静かなエリアにあってけっこうお気に入りだ。モデレートツインにすれば最上階(15階)になると最近気が付いた。

「ホテルミュッセ銀座名鉄」は、私のなかではビジネスユースもできるデザイナーズって位置づけ。ロゴマークからインテリアに至るまで、かなり細部にまでキュレーションされていて、仕事的にもかなり勉強になる。

他には「三井ガーデンホテル銀座プレミア」、「レムプラス銀座」、「the b 銀座」、「ホテルグランバッハ東京銀座」にもいつか泊まってみたい。

銀座で食べたいもの

毎回どこで何を食べるかばかり考えて飛行機に乗るんだけど、結局そのときまで決めきれなくて悩みすぎていることが多い。でも、銀座ならどんなお店もそろってるし、困ることはない。古いお店、新しいお店。大衆的な味、洗練されたトレンドの味。何が食べたくなっても大丈夫だ。

5丁目の「三井ガーデンホテル」に泊まったら、朝ごはんは「アメリカン」でサンドイッチ一択。驚くほどのボリュームなので覚悟してかかるべし。

「アメリカン」の近くには「支那麺はしご」の本店があるので、深夜飲んだ後で「だんだんめん」が健在かどうか確かめに行くのもわるくない。

「ナイルレストラン」で「ムルギ―ランチ」(写真)にするか。「萬福」で中華そばか、夏は冷やし中華か。

中華そばなら「共楽」(写真)にも魅かれる。「よしや」でどら焼きを買うか。「YOU」のオムライスは定期的に食べたくなるし、平日なら夜食には「みやざわ」(写真)でサンドイッチもいいなぁ……と、東京にいると本当に食欲が尽きない。

5丁目にある「ニュー鳥ぎん」は釜めしと焼き鳥の専門店。平日は夕方から、土日はお昼から通し営業なので、昼飲みもできるしアイドルタイムでも食事できてありがたい。一人でふらっとカウンターに座ってサクッと飲むのも、あまり気兼ねせず過ごせるのは老舗の包容力なのか。手羽先の塩がおすすめ。

魚で飲みたくなったら迷わず「大衆割烹 三州屋」へ。本店は2丁目に、すぐ近くだけど銀座1丁目支店(写真)もある。タコの煮物やマグロ刺し、そのほか旬の魚介類でお酒がどんどん進む。

クラシックな洋食が食べたくなったら、3丁目の「煉瓦亭」に行こう。ポークカツレツやオムライス、ハヤシライスなど日本の洋食のはじまりと言えるメニューばかりで、メニューを見ると、正直どれにするか目移りしまくる。

この日は平日の11時45分ごろに到着して、4組待ち。でも、100席以上あるので流れは意外とスムーズ。この日はお昼はノンアルと決めていたので、「小ポタージュスープ」と「元祖ハヤシライス」を注文した。ああ、全メニュー制覇したい。食事はもとより椅子のフォルムがすばらしく、お会計の時にスタッフさんに尋ねてみる。銀座の老舗から仕入れた木工椅子だそうだが、今は後継者がなく稀少な椅子なのだとか。

買い物の誘惑

いやいや、食べてばかりじゃないんだ。ふらっと街歩きしてみたり、贈り物を買ったり、食べる以外のことが楽しいのも銀座の魅力。

ハイブランドの旗艦店を見ながら「ボッテガ・ヴェネタのビル、クールだな」とか、「ユニクロのロゴがカラフルになってる!」とか、街中が私のミーハー心をくすぐりまくる。

「GINXA SIX」は地下のスイーツ・お菓子フロアがおもしろいし、6階の蔦屋書店はいつ来てもかっこいい。中のスタバは夜遅くまで営業してるので、夜の散歩スポットにもいいんだよね。

贈り物は松屋や三越でそろえてもいいんだけど、混んでることが多いので路面店で選ぶ時間が好きだ。5丁目の「マリアージュ・フレール」はフランスの紅茶専門店。メインのラインは岩田屋地下のコンランショップでも手に入るので、せっかくならここにしかないお茶を選びたいところ。

贈り物ならティーパックや見栄えのする限定商品を選び、ついでに自分用も調達。この前はめずらしいものが飲みたくて店員さんに相談して、「シャンデルナゴール」というチャイを100g買った。

1丁目の「HIGASHIYA」で日本茶を買うのも至福の時間。ショーケースに並ぶ和菓子は見てるだけでも癒されるが、購買欲をそそる魔物でもある。この日は徳島県の阿波番茶を購入。紅茶のように香り高く、フレーバーも奥が深い。

「ITOYA」では「AMAZING GINZA」シリーズの測量野帳を発見。表紙に銀座にあるショップのロゴが刻印されている限定アイテムだ。並木通り沿いの「ハイアットセントリック銀座」版(写真)と、福岡では見かけないオレンジ色のノーマル版を購入した。

20代半ばあたりで背伸びして「テンダー」に入ったり、外国人観光客みたいに「ユニクロ」で銀座限定のアイテムを買ってみたり、何度来ても新しい体験ができるのが銀座。品があって、文化的で、粋なまち。まだまだ知らないことばかりだけど、銀座を遊び尽くせたらほんとにかっこいい大人になれるんだろうな。

Writer
安永 真由

ライター / ディレクター