フランスのカフェ事情

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フランスのカフェ事情

by Yuina on 2025.11.16 Sun

フランス・パリを歩いているとコーヒーを飲む人をよく見かけます。歩きながら、テラス席で談笑しながら、川辺に座ってぼーっとしながらコーヒーを飲んでいる人の数は日本よりも多い気がします。

パリのあの街並みの中でコーヒーを飲む情景を想像すると、レストランにあるテラス席が思い浮かぶかもしれません。パリではレストランでもカフェ利用が可能です。しかし普通のカフェと少し違うところは、コーヒーのメニューに冷たいコーヒー系がないことかもしれません。レストランにはホットコーヒーやホットカフェラテ、ホットチョコレートなどホットのものしかないところがほとんど！

そんなパリにも日本でよく行くようなコーヒーを提供するカフェはあります。
先程話したレストランなどとは違い、カフェにはアイスコーヒーや抹茶、レモネードなどたくさんのドリンクメニューがあるだけでなく、スイーツの種類が豊富なところが多いです！　また、豆の焙煎を自分達でしているカフェも多く、そのお店のメニューによってはドリップコーヒーなどを選べば多くの種類の中から豆を選んでコーヒーを飲むことができます。

さらに、コーヒー豆だけでなくラテなどで使用するミルクを選べるところが多いです。普通の牛乳だけでなく、オーツミルクやココナッツミルクなどがあるので、アレルギーを持っている人やビーガンの人でも気軽にミルク系のドリンクが飲めます。

カフェの中にも韓国のカフェや日本のカフェなど、アジアの雰囲気をそのまま店内の雰囲気に落とし込んだお店もたくさんあります。パリに住んでいる韓国人や日本人が経営をしており、メニューも韓国系のカフェであれば韓国のお菓子のヤックァを使ったヤックァラテや、韓国のかき氷のビンスなどがあったり、日本のカフェであれば抹茶ラテやほうじ茶ラテ、日本の食パンを使用したフワフワのパン生地に生クリームと果物をはさんだフルーツサンドやいちご大福などがあったりと、日本や韓国での味をフランスで楽しめます。

とくにスイーツ類は本当に人気で、私のフランス人の友達はいちご大福を食べるために日本系のカフェに行くこともしばしばありました。
私も日本の味が恋しくなった時にはそのような日本系のカフェに行って抹茶ラテを飲んだり、日本の方がしているパン屋さんでメロンパンを買ったりもしていました(笑)。

フランスではレストランだけでなくカフェでもテラス席があるところが多いです。
天気がいい日には外で日光を浴びながらのんびりとコーヒーを飲めるのはテラス席ならではの楽しみ方です。
冬が明けて少し温かくなり始めた時などはテラス席が人で溢れます。それほどフランスの人たちは外でゆっくりとコーヒーを飲みながら過ごすことが日常になっているようです。
私はフランスでのそんな生活が大好きで、よく友達とカフェにコーヒーを飲みに行き、テラス席で街の人々を眺めながらゆっくりとした時間を過ごしていました。
ひとりでふらりと入るカフェのテラス席で何もせずにのんびりとした時間を過ごすことは、私にとって気持ちのリセットの時間であると同時に日々積み重なった悩み事などを整理する大切な時間でした。