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[満ちる午後3時]
#1 根菜と鶏のバターナンプラー蒸し煮×オレンジワイン
Edit:Mayo Goto / Text:Eto Katagiri / Photo:Yuki Katsumura
2020.12.25 Fri
とくに予定はないけれど、まったりぼんやり、なんとなく満ち足りた休日の午後3時。そんなおうち時間をもっと濃密にするヒントをご紹介します。vol.1〜3でお届けするのは、旬の食材を使ったレシピと、メロウな自然派ワインのマリアージュ。どうぞ、ほろ酔い気分でお楽しみください。
-FOOD-
根菜と鶏のバターナンプラー蒸し煮
旬の根菜をバターとナンプラーで蒸し煮に。ナンプラーは煮込むことで独特の香りが抑えられ、まろやかなバターにひと味違った旨味が加わります。
<材料>(2人分)
・れんこん…200g(こぶしよりひと回り大きいくらい)
・にんじん…100g(中1本)
・鶏肉(手羽中)…8本
・塩、胡椒…少々
☆ナンプラー…小さじ1
☆バター(有塩)…15g
☆水…150㏄
☆粒黒胡椒…10粒
・パセリ(あれば)
<作り方>
① れんこんとにんじんは1cmの厚さに輪切りにする。(皮が気になる方は剥いてください)
② 鶏肉に軽く塩・胡椒をし、鍋を熱して表面を焼き付ける。(ここでは完全に火を通さなくてOK)
③ ②を一旦取り出し、鍋にれんこん、にんじん、鶏肉の順に重ねる。
④ ☆を入れて蓋をし、弱火〜中火の間で15分ほど蒸し煮にする。
⑤ 塩・胡椒で味を調えて皿に盛り、刻んだパセリをちらす。
ほくほくの甘い根菜は食べごたえたっぷりで、鶏肉はしっとりとやわらかく仕上がります。粒のまま入れた黒胡椒のスパイシーさがさりげないアクセントに。カリッと焼き上げたバゲットにも、白米にも合う冬のごちそうです。
-WINE-
ポデーレ・ラ・チェッレータ マティス 2017
イタリア・トスカーナ産のオレンジワイン。べっこう飴のような甘く香ばしい風味が、煮込み料理のコクと旨味を下支えしてくれます。グラスの中でとろりと輝く色を眺めているだけで、いつもの午後が至福のひとときに。
その他、こんなワインもおすすめ>>
(左)ライチやバラの風味を感じる白。ほのかな甘みと酸味が絶妙なバランスで、バターのコクによく合う。ベッカー リースリング&ゲヴェルツトラミナー ¥2,585
(右)軽やかなスパイスのニュアンスが、胡椒を使った料理にマッチ。奥行きと複雑さのある華やかな赤。シャトー・ド・グラン・プレ フルーリー・キュヴェ・スパシアル 2018 ¥3,872
(中)上記で紹介したオレンジワイン。¥2,871
今回紹介したワインが買えるお店
I.N.U. wines
福岡市南区那の川2-3-14
TEL:092-982-5757
営業時間:12:00〜20:00
https://inuwines.net/
レシピを教えてくれたのはこの方中願寺 あゆみ / 料理家
旅と猫とお酒が好き。暇さえあればリュック背負って海外へ。アジアで出会ったスパイスやハーブを使用した“会話とお酒のすすむメニュー”が得意。レシピ開発、出張料理、ケータリングをはじめとした食にまつわるエトセトラで活動中。
Instagram(@aka_chu_0824)