［満ちる午後3時］

#2 韓国風鶏の水炊き×ロゼワイン

Edit：Mayo Goto / Text：Eto Katagiri / Photo：Yuki Katsumura

2021.1.29 Fri

とくに予定はないけれど、まったりぼんやり、なんとなく満ち足りた休日の午後3時。そんなおうち時間をもっと濃密にするヒントをご紹介します。vol.1〜3でお届けするのは、旬の食材を使ったレシピと、メロウな自然派ワインのマリアージュ。どうぞ、ほろ酔い気分でお楽しみください。

-FOOD-

韓国風鶏の水炊き

本来は鶏を丸1羽使う韓国の水炊き「タッカンマリ」を、手軽なおうちレシピにアレンジ。骨付きの鶏肉を使うとダシがよく出て美味しくなります。〆はうどんや素麺のほか、白ご飯にスープをかけるのもおすすめ。お正月に食べきれなかったお餅もちゃっかり使える嬉しい一品です。

＜材料＞（2人分）

・水炊き用鶏ぶつ切り肉…400ｇ
・ジャガイモ…２個(こぶしサイズ)
・白ネギ…1本
・角餅…2個
A ニンニク…2カケ（潰す）
A 生姜…2スライス
A 水…900ml
A 酒…100ml

タレ（2人分目安量）

B 酢…大さじ２
B 醤油…大さじ1
B コチュジャン…大さじ1
B きび砂糖…大さじ1
B ニンニクすりおろし…少々
B 生姜すりおろし…少々
・和からし…少々（お好みで）
・韓国唐辛子（あれば）

＜作り方＞

① ジャガイモは大きめにカットし（小さすぎると煮崩れの原因に）、白ネギは5センチくらいにぶつ切り、角餅は3等分ほどにカットする。鶏肉は流水で洗う。
② Aと鶏肉を鍋に入れ火にかける。アクをすくい、10分ほど煮たところでジャガイモと白ネギを加える。
③ 煮込んでいる間にBを混ぜ合わせタレを作る。
④ ジャガイモに火が通ったら完成。角餅はすぐに火が通るので、食べる直前に入れる。

鶏肉のダシが染み出た上品なスープはほっとする味わい。酸味のきいたタレはそのままつけても、スープでのばしても◎。とろりとしたお餅と、ほくほくのジャガイモの組み合わせも新鮮です。お好みで和からしや韓国唐辛子を添えると、味が締まっていっそう美味しさが引き立ちます。

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-WINE-

カーヴ・アピコル ピンク・イズ・ノット・レッド 2019
メンティ ロンカイエ・スイ・リエーヴィティ 2018

まるで宝石のような、うっとりする色合いの自然派ワイン。午後のやわらかな風に乗って、優しく香り立つ2本です。

（右）豊かな果実味が広がるロゼワイン。ニンニクや生姜など風味の強い食材にも負けない個性を放ちつつ、口当たりが軽いので料理の味を邪魔しません。果実のニュアンスとミネラル感のバランスが絶妙で、和食にもよく合います。￥3,476
（左）ガルガネーガという品種の白ぶどうを使った、口当たりやわらかなスパークリングワイン。澱が沈んでいるので、よく混ぜて飲むとまた違ったテイストを楽しめます。強い酸味と微発泡が、鶏肉の脂分をすっきりさせてくれます。￥2,673