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疲れをいやす自然薯ごはん

疲れをいやす自然薯ごはん

by MayoGoto on 2021.12.30 Thu

健康と長寿を願って贈る「博多自然薯」記事の続編です。

「山菜の王者」「山のうなぎ」とも呼ばれる自然薯は、数少ない日本原産の種で古来より滋養強壮の食べ物として親しまれてきました。一年間の仕事疲れなどで体調を崩しやすいこの時期にぴったりの食材です。

胃腸の改善にも良いそうで…胃腸よわよわな私、忘年会シーズン後にはよく急性胃腸炎になったもので最良の食べ物ですね!年末年始にしっかり食べたいと思います。

今回は旬な食材「博多自然薯」を使った免疫力アップメニューをいくつかご紹介します!


まずはスライスするだけ、お好きな調味料と共に楽しむ簡単レシピです。自然薯の断面がよく分かるようにきれいに並べ写真を撮ってみたのですが、本当に真っ白できめ細かい肉質なのが見てとれます。

《薄輪切り 塩・ごま油と共に》

自然薯の皮はそのままで、食感と風味がしっかり楽しめておすすめです。「博多自然薯」はすらずともコクや甘さがよく感じられます。薄輪切りの自然薯はだししゃぶ鍋の具材にしても美味しかったですよ。ゆでた豚肉などに生の自然薯を合わせて食べたり、一緒にゆでてホクホク感を味わってみるのもいいです。

次は、自然薯独自の粘りを味わうとろろごはん。

ちなみに、山で採れる自然薯の粘りは染色体の数で品質にばらつきがありますが、「博多自然薯」は整った環境で作られているので安定した品質です。全部がいわゆる箸にグッとくっついてくる自然薯を楽しめます。

自然薯をすりおろしている間、うっとり見惚れてしまう感じでした。生クリームみたいにふわふわで皮ごとすっているにも関わらずきれいな色。
「自然薯とエビのミニ春巻き」のレシピの箇所でも掲載していますが、表皮のヒゲを直火であぶって処理しておくのがポイント。舌触りをよくする秘訣です。

粘りがすごく、上へ上へとのびていくので撮影中すぐフレームアウトしてました(笑)。

《とろろごはん》

今回のとろろには「茅乃舎」のだしを使いました。
だしを濃いめにとり、薄口しょうゆを加えとろろをのばします。仕上げはきざみのりと本わさびで。本わさびは砂糖と一緒にすりおろすことで辛みが増すので、お試しください。

最後はたたいた自然薯のレシピ。袋にいれた自然薯を、めん棒や瓶などで好みのサイズ感にします。

《たたき自然薯とチーズの鉄板焼き》

皮ごとたたいた自然薯に、とろけるチーズと少量のだししょうゆ、黒胡椒を加え、鉄鍋でじっくり焼いたら完成。これはしっかりめの味つけで、お酒との相性抜群のおつまみレシピです!

時短ですぐ楽しめる自然薯ごはんに加えて、あとひとつ、ちょっとアレンジの効いたレシピも教えてもらいました!自然薯はやっぱり粘りを活かしたメニューが醍醐味ということですりおろしを使った春巻きになります。

冬休みの楽しい食卓にぜひこの一品を。チャレンジしてみてください!


RECIPE《自然薯とエビのミニ春巻き》

味の強すぎる食材を合わせると風味がそこなわれてしまう自然薯。エビはほどよい旨みと自然薯の風味を活かしてくれる相性の良い食材。春巻きをひと口噛んだ時のむちっとした食感と皮のパリパリが楽しめます。

<材料>(2〜3人分)

自然薯…100g
剥きエビ…30g
春巻きの皮(小サイズ)…8枚
だし醤油…少々
小麦粉…大さじ1/2
油…適量

〈作り方〉

① 表皮のヒゲを直火であぶり、たわしで良く洗ってからペーパーで水分をふく。小麦粉を少量の水で溶き、のりを作る。
② ①を皮ごとすり鉢、もしくはおろし金でする。
③ 下処理したエビを食感が残る程度に包丁でたたき、②とだし醤油と共によく合わせる。
④ 春巻きの皮を、三角形になるよう半分にカット。カットした側を手前に置き、③をのせ巻く。のりをつけてとじる。残りの半分の皮でもう一度巻き二重にする。
⑤ 低温の油でじっくり小麦色になるように揚げる。

レシピ作者 / 中願寺あゆみさん
https://www.instagram.com/aka_chu_0824/

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