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FUKUOKA / JAPAN

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#5 Hop Frontier Juicy IPA×スパイス香るフィッシュコロッケ

[満ちる午後3時]

#5 Hop Frontier Juicy IPA×スパイス香るフィッシュコロッケ

Edit:Mayo Goto / Text:Eto Katagiri / Photo:Yuki Katsumura

2021.4.14 Wed

とくに予定はないけれど、まったりぼんやり、なんとなく満ち足りた休日の午後3時。そんなおうち時間をもっと濃密にするヒントをご紹介します。vol.4〜6でお届けするテーマは、クラフトビールと料理の“ペアリング”。甘味×甘味などの同じ系統同士、あるいは、さっぱり×濃厚などの異なる系統同士を組み合わせることで、お互いの美味しさがさらに引き立ち、味わう楽しさも倍増します。個性豊かなペアリングで、いつもの午後を贅沢なひとときに変えてみませんか?

スパイシーなコロッケに負けないコクのあるアロマ

揚げ物にビールは王道ですが、どんな風味を組み合わせるかによって楽しみ方の幅がぐっと広がります。スパイスの効いたフィッシュコロッケに合わせるなら、同じくしっかりめの味わいのHop Frontier Juicy IPA(6.5% / ¥660)。マンゴーやパイナップル、コリアンダーの芳醇なアロマがあふれ、ビール単体でも満足感があります。クリーミーかつジューシーな飲み心地も魅力で、揚げ物のガツンとくる個性とマッチしながら、後味をさっぱりさせてくれます。


-BEER-

Shanghai’d IPA

ポートランドの歴史ある地下通路“シャンハイトンネル”をオマージュしたShanghai’d IPA (6.5% / ¥1,045)もおすすめ。シャンハイトンネルは別名“ポートランドアンダーグラウンド”とも呼ばれ、誘拐や人身売買に使われていたという説があるいわくつきのスポット。グレープフルーツのような苦味と、アンダーグラウンドにはつきもののダンク(マリファナを連想させるという意味のビール用語で、枯れ草の香りや甘苦いニュアンス)なホップの香りも感じられ、スパイシーな料理によく合います。


-FOOD-

スパイス香るフィッシュコロッケ

鯖缶を汁ごと使った、カレー風味のお手軽フィッシュコロッケ。ビールのお供にはもちろん、ピクニックなどのお弁当にもぴったり。たくさん作って、揚げる前の状態で冷凍しておくこともできます。レモンをキュッと絞ってどうぞ。

<材料>(2〜3人分)

鯖缶(水煮)…1缶(150g)
ジャガイモ…200g
☆玉ねぎ…1/6個
☆ニンニク…1カケ(小さじ1程度)
☆生姜…小さじ1
塩、胡椒…少々
ターメリック…小さじ1/4
ガラムマサラ…小さじ1/2
※スパイスがなければカレー粉小さじ1でもOK

溶き卵…1/2個
小麦粉…適量
パン粉…適量
レモン…1/2個

<作り方>

① ジャガイモは茹でてマッシュする。
② 鍋に油を引き(分量外)、☆を炒め、玉ねぎがしんなりしたら鯖缶を汁ごと入れてほぐしながら炒める。
③ 鯖がしっとりしている程度に水分が飛んだら弱火にしてスパイスを入れ、焦がさないように炒め合わせて火を止める。①とよく混ぜ合わせ、塩・胡椒で味を調える。
④ 好きな形に成型し、小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつけ、表面にこんがり色がつくまで揚げる。

今回紹介したビールが買えるお店

BEERHOLIC
福岡市中央区荒戸3-1-2
TEL:092-401-1039
営業時間:15:00〜21:00(土日祝12:00〜)
※3/22以降の営業時間に関しては店舗へお問い合わせください。
Instagram(@beerholic.jpn)

<h6><span>レシピを教えてくれたのはこの方</span>中願寺 あゆみ / 料理家</h6>
レシピを教えてくれたのはこの方中願寺 あゆみ / 料理家

旅と猫とお酒が好き。暇さえあればリュック背負って海外へ。アジアで出会ったスパイスやハーブを使用した“会話とお酒のすすむメニュー”が得意。レシピ開発、出張料理、ケータリングをはじめとした食にまつわるエトセトラで活動中。
Instagram(@aka_chu_0824)