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FUKUOKA / JAPAN

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#6 IPA NO.16×いかとアスパラガスのレモン蒸し

[満ちる午後3時]

#6 IPA NO.16×いかとアスパラガスのレモン蒸し

Edit&Text:Mayo Goto / Photo:Yuki Katsumura

2021.5.31 Mon

とくに予定はないけれど、まったりぼんやり、なんとなく満ち足りた休日の午後3時。そんなおうち時間をもっと濃密にするヒントをご紹介します。vol.4〜6でお届けするテーマは、クラフトビールと料理の“ペアリング”。甘味×甘味などの同じ系統同士、あるいは、さっぱり×濃厚などの異なる系統同士を組み合わせることで、お互いの美味しさがさらに引き立ち、味わう楽しさも倍増します。個性豊かなペアリングで、いつもの午後を贅沢なひとときに変えてみませんか?

バターとレモンの香りを際立てるアロマ

いかの淡白で上品な甘味と、皮ごとレモンの心地よい苦味や酸味が効いた一品には、IPA NO.16(6.3% / ¥1,056)を。ビールと料理は、“特徴を合わせる”とより香りと味わいが引き立ちます。今回は、IPA NO.16の特徴である柑橘やハーブの華やかな香りとモルトの優しい甘味をより感じられるペアリング。ビールの爽やかな香りとバターの芳醇な香りが食欲をそそり、梅雨のジメジメで元気がない日にぴったりのメニューです。


-BEER-

IPA NO.16

今回のメイン、カナダのブルワリー「Collective Arts Brewing」 によるIPA NO.16(6.3% / ¥1,056)は、苦味控えめのクラフトビールで初心者にもおすすめです。シトラスやフローラルの華やかな香りが特徴で、口に含むとグレープフルーツやほのかなエルダーフラワーの香り高い味わいを楽しめます。特別な醸造技術と無濾過によってヘイジー(濁った)なビールに仕上げられた、見た目のユニークさも人気のひみつです。

American Noble Triad IPA

日本の「Far Yeast Brewing」と、アメリカのホップサプライヤー「Yakima Chief Hops」とのコラボレーションによるAmerican Noble Triad IPA(5% / ¥605)もおすすめ。ホップを3種(モザイク・シトラ・シムコー)使用し、飲みやすいクリーンな柑橘アロマと心地よい苦みを実現。食中酒として、どんな料理にも合うオールマイティなビールです。


-FOOD-

いかとアスパラガスのレモン蒸し

レモンのほのかな酸味とバターのコクがシンプルに美味しいレシピ。季節野菜のアスパラガスやレモンで彩りを豊かに、ゴロゴロ食材を使って色んな食感を楽しめる一品です。お皿に残ったソースもたまらない味わいなので、カットしたパンにつけて最後まで楽しんで。

<材料>(2〜3人分)

いか…300g
アスパラガス…2本
レモン…1/2個
オリーブオイル…大さじ1
ミニトマト…6~8個
ニンニク(潰す)…1カケ
塩コショウ…少々
バター…20g
パセリ(みじん切り)…少々

<作り方>

①いかは処理済みのものでOK。アスパラガスの根元のかたい部分はピーラーで皮をむき、斜めにカットする。レモンはくし切り、ニンニクは潰しておく。
②フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ火にかけ、温度が上がったら、いか・ミニトマトを加え炒める。半分くらい火が通ったら、アスパラガスを加え、くし切りのレモンを絞り、絞った後のレモンも一緒にフライパンに入れ中火で蓋をして蒸し焼きにする(2分程度)。
※いかは火を入れ過ぎると固くなるので要注意!
③最後にバターを加え溶かし、塩コショウで味を調える。
④お皿に盛り、パセリをかけて完成。

今回紹介したビールが買えるお店

BEERHOLIC
福岡市中央区荒戸3-1-2
TEL:092-401-1039
※現在の営業等に関しては店舗へお問い合わせください。
Instagram(@beerholic.jpn)

<h6><span>レシピを教えてくれたのはこの方</span>中願寺 あゆみ / 料理家</h6>
レシピを教えてくれたのはこの方中願寺 あゆみ / 料理家

旅と猫とお酒が好き。暇さえあればリュック背負って海外へ。アジアで出会ったスパイスやハーブを使用した“会話とお酒のすすむメニュー”が得意。レシピ開発、出張料理、ケータリングをはじめとした食にまつわるエトセトラで活動中。
Instagram(@aka_chu_0824)