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[満ちる午後3時]
#10 生姜ほうじ茶×ココナッツミルクとかぼちゃ白玉のぜんざい
Edit_Mayo Goto / Text_Eto Katagiri / Photo_Yuki Katsumura
2021.9.24 Fri
とくに予定はないけれど、まったりぼんやり、なんとなく満ち足りた休日の午後3時。そんなおうち時間をもっと濃密にするヒントをご紹介します。vol.10でお届けするのは、ほうじ茶とスイーツの“ペアリング”。番茶や煎茶、茎茶などを焙じて作られるほうじ茶は、香ばしい香りと、苦味や渋味の少ない飲みやすさが特徴。茶葉の種類はもちろん、焙煎の強さによっても味わいが変わり、バリエーションも豊富です。一般的に和食に合わせるイメージの強いお茶ですが、実はスイーツとの相性も抜群。アジアンスイーツとともに、少し趣向を変えたティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?
濃厚な甘味に調和する生姜の辛味
今回のペアリングは、ココナッツミルクを使った白玉ぜんざいと、ピリリとした風味がアクセントの生姜ほうじ茶。かぼちゃやあずきの優しい風味を香ばしい香りが包み込み、ココナッツミルクの濃厚な甘さと生姜の辛味が絶妙にマッチ。ひとクセある味わい同士を組み合わせることで、それぞれの個性が見事に調和します。
-CHA-
生姜ほうじ茶
今回のメインは、有機栽培の茶葉を深煎りで焙煎したほうじ茶に、宮崎県産の生姜をたっぷりブレンドした生姜ほうじ茶(2包入り¥324)。ほうじ茶の香ばしさを追いかけるように、生姜の辛みと清々しい香りが鼻腔をくすぐります。スイーツの甘さや濃厚さに負けないコクのある味わいながら、すっきりとした後味が魅力。生姜が体を温めてくれるので、寝る前にホットで飲むのもおすすめです。
抹茶茎ほうじ茶
清涼感と香ばしさのバランスがよく、ゴクゴク飲める味わいの抹茶茎ほうじ茶(2包入り¥324)もおすすめ。八女産の高級碾茶(てんちゃ・抹茶の原料)の茎を浅煎りで焙煎したほうじ茶で、茶葉ではなく茎を使うことで、碾茶本来の甘味や旨味は残しつつ、濃厚すぎない口当たりに仕上げています。スイーツの味を邪魔せず、後口をさっぱりとまとめてくれます。
-FOOD-
ココナッツミルクとかぼちゃ白玉のぜんざい
かぼちゃを練り込んだ優しい甘さの白玉に、ココナッツミルクを合わせた新感覚の冷たいぜんざい。あずきとバニラアイスはそのままでも、ココナッツミルクに少しずつ溶かしながらいただいても◎。おうちでのひと手間が楽しくなる絶品スイーツです。
<材料>(2〜3人分)
ココナッツミルク…100ml
ゆであずき缶…1/2缶
白玉粉…40g
かぼちゃ…50g(冷凍でも可)
塩…ひとつまみ
水…適量(大さじ3程度)
バニラアイスクリーム…1個
クラッシュアイス…少々
<材料>(2〜3人分)
① カットしたかぼちゃを耐熱容器に並べてラップをし、電子レンジで加熱して柔らかくする。
② かぼちゃを皮ごとマッシャーで細かく潰し、白玉粉と塩を混ぜ合わせる。耳たぶくらいの柔らかさになるように、水を少しずつ加えて練り合わせる。
③ ②を好きな大きさや形にして、沸騰したたっぷりの湯で茹でる。浮き上がってきたら氷水に取って冷やす。
④ 器にクラッシュアイス、バニラアイスクリーム、③とゆであずきを盛り付け、ココナッツミルクを注ぎ入れる。※ココナッツミルクは水分と油分が分離している場合があるため、よく振ってから使用してください。今回のように加熱せずに使う場合は、缶ではなくパックのものがおすすめです。
今回紹介したお茶が買えるお店
ほうじ茶屋 tumugu
福岡市南区那の川1-23-24 小江ビル1F[Map]
TEL:092-406-7326
営業時間:11:00〜19:00
https://hoji-tumugu.com/
レシピを教えてくれたのはこの方中願寺 あゆみ / 料理家
旅と猫とお酒が好き。暇さえあればリュック背負って海外へ。アジアで出会ったスパイスやハーブを使用した“会話とお酒のすすむメニュー”が得意。レシピ開発、出張料理、ケータリングをはじめとした食にまつわるエトセトラで活動中。
Instagram(@aka_chu_0824)