［満ちる午後3時］

#13 ちほまろ へべす×ペッパーチーズクッキー

Edit_Mayo Goto / Text_Eto Katagiri / Photo_Yuki Katsumura

2022.2.16 Wed

とくに予定はないけれど、まったりぼんやり、なんとなく満ち足りた休日の午後3時。そんなおうち時間をもっと濃密にするヒントをご紹介します。vol.13でお届けするのは、ちょっと意外な甘酒とお菓子の“ペアリング”。甘酒は、もともと日本人にとってなじみの深い飲み物ですが、栄養価の高さや美容効果が再注目され、近頃では常備する家庭も増えているんだとか。塩気が絶妙なおつまみクッキーと、甘く濃厚な甘酒は相性抜群。お正月に買った甘酒が余っている方にもおすすめですよ。

チーズ×柑橘の爽やかさに、ピリッと黒胡椒のアクセント

今回のペアリングは、チーズの風味が香ばしいサクサクのクッキーと、宮崎特産の柑橘・へべすを加えた爽やかな甘酒。甘味と酸味のバランスが良く、ヨーグルトのような味わい甘酒は、チーズの風味を引き立てながら、スパイシーな塩気をまろやかにしてくれます。

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-AMAZAKE-

ちほまろ へべす

今回のメインは、高千穂の自然の恵みがたっぷり詰まったちほまろのへべす味（¥750）。標高600mの棚田で育てられた米を使い、麹で発酵させた甘酒をさらに乳酸発酵させることで、まろやかでクセのない味わいに仕上げています。奥深い酸味と優しい甘味を併せ持つ柑橘・へべすを加えることで、塩気の効いた料理やスパイシーな風味にも合う爽やかな飲み口に。

八穀あまざけ

創業元禄12年の老舗・若竹屋酒造場の八穀あまざけ（￥825）もおすすめ。白米・玄米・黒米・赤米・緑米・大麦・餅きび・アマランサスの八穀で仕込んだ甘酒で、穀物の香ばしさが存分に味わえます。バニラのような甘い風味がお菓子と好相性。つぶつぶの食感が楽しく、ヨーグルトに混ぜたりアイスクリームにかけたりしても使えます。

発芽玄米あまざけ

もう一つのおすすめは、糸島の醸造元・叶醤油がつくる発芽玄米あまざけ（￥594）。福岡産の米麹と米に、国産の発芽玄米を加えたヘルシーな甘酒です。みずみずしい甘味とすっきりとした後味が特徴で、チーズや黒胡椒などの主張のある味に優しく寄り添います。苺にかけて練乳がわりに使っても◎。

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-FOOD-

ペッパーチーズクッキー

チーズの塩気ときび砂糖の優しい甘さがマッチしたおつまみクッキー。スパイシーな黒胡椒がアクセントになっています。さっくり、ホロホロと軽い食感で、一度食べ始めると止まらない美味しさ。材料を混ぜ合わせるだけの手軽さも魅力です。均一に焼き上げるため、丁寧に成形するのがポイント。

＜材料＞（厚さ0.5cm×1cm×8cm角20本分）

バター(無塩)…50g
塩…ひとつまみ
きび砂糖…大さじ1
黒胡椒…適量
粉チーズ(パルメザン)…30g
薄力粉…70g

＜作り方＞

① 材料を全て計量し、バターは室温に戻しておく。
② バターをクリーム状に練り、塩、砂糖、黒胡椒を加えて混ぜる。黒胡椒は多めに入れても◎。
③ 粉チーズを加えて混ぜ合わせる。
④ 粉っぽさがなくなるまでしっかりまとまるように練る。
⑤ オーブンを180度で予熱する。生地を伸ばして厚さ0.5cm×1cm×8cm角に成型する。
⑥ クッキングシートにのせ（焼くと少し膨れるので1cm程度くらい間隔を空ける）、180度のオーブンで10~15分焼く。